モニター体験録

職場での自身喪失/退行催眠他(40代男性)

昨日はありがとうございました。
一日経って、今後の生き方や今世での使命が分かり、腹を括ったような感じで、それでいてその底に安心感のような感じができたことに気づきました。
これからは、両親から愛情もって育てられた事を土台に、自分らしさを意識していきます。そして催眠で観た両親・ハイヤーセルフたちのアドバイスと、教えて頂いた「スキル不足解消のテクニック」をもって進んで行こうかと思います。
自分らしく生きていけば良いことが腑に落ち、色々な形で学びがありました。
頂いたまとめのメールも解りやすくて何度も読み返しています。
機会があれば、次は前向きな内容でそちらに訪れたいと思います。
まだメールはするかもしれませんが、その時はよろしくお願いします。

施術者からのコメント

上司の厳しい態度のため自身喪失となっていました。1回めの催眠施術では、主にご本人様の人柄の背景の分析を行い、2回目では今後の生き方に気づく催眠を行いました。さらに「スキル不足解消のテクニック」も教示しました。これは、追い込められて反論できないタイプの方向けの対人技法であり、催眠下でこの技法をもとにリハーサルを行うと最も奏功します。具体的に現場でどう立ち振る舞うかを学びますので「これからはもうできる」と自信と安心感を得ることができます。

自分の居場所/退行催眠(20代女性)

母親との関係にわだかまりを感じており、何か突破口になることはないかと来院しました。
人見知りな部分のある私ですが、先生と話をしているうちに少しずつ緊張が解けてきました。
揺らしていないのに振り子が揺れる、ダウジング体験もさせてもらえて、面白かったです。

しかしいざ催眠療法が始まると再び緊張が高まり、一度は先生の言葉をを跳ね返し、固まるはずの手が開いてしまいました。
申し訳ないなと思いつつ、もう一度誘導を行ってもらうと、今度はリラックスしたまま先生の言葉を聞くことができました。

先生の言葉を頼りにイメージを膨らませていくと、次第に頭の中に過去の記憶が蘇ります。
その中で私は、母親に罪悪感を抱いているのだと気づきましたが、それは思ってたよりも小さなことだった、ということにも気づきました。
私はずっと、母に拒絶されたと感じていました。けれどもう、その罪悪感は手放していいのだと、イメージの中で誰かが話しかけてきてくれて、私は心が軽くなる心地がしました。

母との過去をイメージしている間、私はずっと泣いていました。
その後、二つほど過去を振り返ってから催眠療法が終わました。目を開けた私は、どこか心の荷が降りたような気持ちになっていました。

私は治療の中で、自分の感じていることをもっと信頼していいのだと気づくことができました。イメージの中で得たメッセージを大切にしながら、自分の心に耳を傾けて生きていきたいと、そう思える体験ができました。

施術者からのコメント

「催眠」を信頼していただく事は実は「施術者」を信頼していただく事であり、これは施術者側の責務です。
何度かトライして、集中凝視法よりもリラックス法での誘導で「閉眼」など確実な反応が現れました。ただ、その間の私の態度こそ信頼を高める大切な要素であったのではと勉強させていただきました。
この方は、催眠の中で、乳飲み子として母に接している間を通して落涙されていました。悲しい涙が嬉しい安堵の涙に変わる原体験が必ずあるはずと熟考し、この方の潜在意識が納得する場面に行きつくことができました。

おねしょの改善/イメージ醸成と暗示効果(小学4年生)

おかげさまで、息子のおねしょが治りました。もう大丈夫と言っていいと思います。
ワラをもつかむ思いで訪ねた出雲心理療院でしたが、米原先生のおかげで望んでいた結果となり、親子ともども心が休まる思いがしています。ありがとうございました。
米原先生は終始穏やかで、筋道立ててお話ししてくださるので、最初はどんなものかと思っていた私自身も安心してお任せすることができました。息子は催眠のことは「不思議だったけど全然怖くなかった、楽しかった」とケロリとしています。
お医者様からは薬で尿の量を減らしてその間心身の発達を待つしかないと言われていましたが、催眠療法はその発達を促す療法のような気がしています。
今、息子の自信のついた明るい表情を見ているとつくづく良かったと思います。
どうぞ米原先生の技術とお人柄で、多くの困っている方を助けてあげてください。
出雲心理療院様の益々のご発展を心より願っています。

施術者からのコメント

例えば、私たちは寝坊ができない時には目覚まし時計を使いますが、不思議なことに目覚ましの鳴る数分前に目が覚めることがあります。このような経験から、たとえ睡眠中でも「何か」が自分をコントロールしていることが分かります。
おねしょの件でも、膀胱に尿が溜まったというサインで「何か」が自分を起こしてくれるのはありうることです。
この方の場合は、お気に入りのキャラクターのおもちゃにその役をしてもらうことにしました。この暗示を強固なものにするために何点かの工夫は必要でしたが、子どもらしい想像力(被暗示力)も相まって結果につなげることができました。
適切な医療受診と並行し、催眠療法の活用もご検討ください。

幻聴が消えました!/リソース増進法(40代女性)

季節の変わり目ですが、先生はいかがお過ごしですか。
私の方は、半年以上にわたり何度か催眠療法をして頂き、気が付けば最近幻聴がなくなりました。ありがとうございました。ただ、人前など苦手な感じはあります。
しばらく間が空きましたが、またそちらへおじゃまして話を聴いていただきたいと思っています。催眠もお願いするかもしれません。
よろしくお願いいたします。

施術者からのコメント

催眠療法には過去のつらい体験に立ち返る「トラウマ解消療法」がありますが、この技法は病的な幻聴・幻視のある方には禁忌とされています。
そこで当療院では、急性期を過ぎた方には、脳を休めるために催眠下で深いリラックスを施術したり、気分を良くするために楽しかった体験などを想起する「リソース増進療法」等を慎重に行っています。(私は医師ではありませんので、病気を診断したり、症状を直接治療することはいたしません。)
そしてこの方の場合、何度かの療法施術の過程でついに幻聴(時には幻視)が無くなったとのご報告を頂きました。
私は、不安や恐怖を分かち合い、寄り添うことができたことに深い安堵を感じています。

前世からの経緯/前世療法、スクリーン法(40代女性)

現実生活を振り返り、自分の運命に納得がいかない気がしたので、催眠療法でその理由がわかればと思い、思い切って出雲心理療院を訪ねました。
先生の誘導で、過去世に遡る方法で2回分の前世の様子を観ることができました。2度の前世は時代背景は全く違うのに、その2度とも似たように献身的に奉仕している女性の姿がありました。たぶん、あの人が自分なんだろうと納得しながら観ていました。
こういう奉仕を今世まで何度も繰り返しているということは、前世でやり切っていないのではという気がしました。なので、今世の現実世界、これが最後のつもりでやり遂げるべき運命なんだと知ることができました。
もう1点気になっていたことがあったので、先生にお願いしてみると「大丈夫、できますよ」と言ってくださいました。それは、流れてしまった最初の赤ちゃんのことです。
療法に入って見えたのは、もう二十歳くらいの娘に育った子でした。長い黒髪の、ワンピースを着ているかわいらしい子でした。黒髪やワンピースの服は、私の他の子どもにはない特徴でしたので、連想でこじつけたのではなく、この子は間違いなくあの赤ちゃんだろうと直感しました。
その子は、「自分のことは全然心配いらない。お母さんはお母さんのやることを頑張ってね、応援してる」と穏やかに言ってくれました。
(※聴き取りで起草。)

施術者からのコメント

私は、前世があるのか、心霊というものが本当にいるのか、わからないというのが正直な気持ちです。しかし、催眠下で「それが見えます」という誘導をすると、ご本人様の脳裏には不思議なくらい意味のある映像が浮かんでくるものです。
そしてその体験自体に信憑性があるかどうかはあまり問題ではなく、それを観てどう感じたかが大切になってきます。
そのイメージ映像をご覧になって涙される方もいらっしゃいます。私はできるだけ冷静に次の場面への転換を考えるのですが、思わず感極まることもありました。
私の催眠の師が「クライアントとともに施術者自身もその催眠にかからなければならない」と教えてくれたことを思い出します。